ここからは、合格するための”段取り”について話をしていきます。
あえて、”学習計画” という言葉は使っていません。
それはなぜか。リサーチをしたところ、受験生の多くが ”学習計画” は決められたもの、固定されたものというイメージを持っていると分かったからです。
これからお話をする “段取り” はもっと柔軟で、決められた計画をこなすことよりも、受かるために重要なことに意識を向けています。
学習計画の落とし穴
ゴール(志望校)を決めたら学習計画を作って取り組む。
あるいは、それに準ずる授業や参考書を塾で配られて取り組む。
計画を立てる人は多くの場合、この流れで進めるかと思います。
ただ、ここに落とし穴があります。
「授業は本当にあなた一人のために作られたものでしょうか?」
「参考書は本当にあなた一人のために作られたものでしょうか?」
実際のところ、授業の教え手・参考書の作り手中心に構成されており、
「あなた中心には作られてない」という場合がほとんどです。
これは、提供する側がなるべく多くの人に価値提供できるようになってしまうので、当然のことでもあります。
そして、学習計画に関しても実は
「あなたのため」ではなく
「志望校に受かるため(一定の人に当てはまる)」
に作られていることがほとんどです。
ではどうすれば良いか。
もうここまで読んで理解した、察しの良い方は気付いているかもしれません。
・受かるための点数
・受かるために必要な能力
これらを手に入れるために “段取り” を組むというものです。
学習計画に失敗する要因とその対策とは
・学習計画を作っても上手くいかない理由
・学習計画を実行しても不合格となる理由
これらについて説明できますか?
前者に関しては、多くの場合、自分自身の現状把握が不十分である、ということが分かってきました。
つまり、いろんな課題に追われていたり、取り組もうとする課題が難し過ぎたり、計画が無理をし過ぎているという場合です。
では、後者の「学習計画を実行しても不合格となる理由」とは何か。
これは後で話す「本番を見据えた準備不足」というのもあるのですが、学力面で言うと「ゴールと現状のギャップの把握不足」が関係しているようです。
では「ゴールと現状のギャップの把握不足」とは何か。
それが、Step2と3でも述べた、
・自分が受かるためにはどの科目を何点伸ばす必要があるか
・なぜ、点数を取れていないのか、その根本要因は何か
これらを明確に把握するということです。
今の勉強は、本番で何点伸ばす可能性を備えていて、伸び悩みの根本要因は何か、具体的に説明できますか?
これを説明できるようになった時、本当に必要な ”段取り” に入ることができます。
でも学習計画や授業の消化に意識が向き過ぎている場合、それ自体が目的になって、「自分が受かるために必要なことは何か?」から意識が遠ざかってしまうことがよくあるのです。
“段取り” が受かる確率を上げる
ここまでは、学習計画を立てても上手くいかない理由と、その対策に必要な考え方を話してきました。
「自分が受かるために必要なことは何か?」を常に問い続け、調整しているのであれば、学習計画と上手く相乗効果を発揮します。
ただ、その意識や視点が無ければ、ただの作業となり、受かるかどうかは運任せの計画になってしまいます。
そうならないようにするためには、
・自ら常に受かるために必要なこと見直すスキルを身につける
・あなたが受かるために必要なことを助言してくれる人から学ぶ
このいずれか、あるいは両方あると理想的。
そうなると、受かる確率はグッと上がります。
一行にまとめると、段取りとは、
「受かるために必要なことを特定し、その時々の状況に応じて優先順位を決め、修正し続けること」です。
脅威業界では、「良い計画を作ろう」とする風潮があります。
しかし受験で本当に重要なのは、
「計画通りに進めること」ではなく、
現状と理想のズレを発見し、
優先順位を見直し、
必要に応じて修正することです。
それを継続していると、初期の学習計画は進化し、日を追うごとにバージョンアップされていきます。
次回予告
これまでは “段取り” をいう1つの大きな枠組みについて話してきました。
ここからはより具体的な勉強法に関してです。
ただ、世の中におすすめの勉強法はたくさん出回っています。
実は勉強法の前に先に注意しておくべきこと、把握しておくべきことがあり、そこから勉強法に移っていく方が点数が伸びる確率は上がります。
そこで、次回はどのように勉強に取り組めば良いか、という部分を具体的に深堀していきます。

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